中国で生活とビジネスをするコツ、心構え

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上の画像は連合艦隊司令官山本五十六の言葉です。これはまさに中国での生活とビジネスにおいて至言といえます。 司令官というと厳格なイメージですがこの人はときにはジョークも交わしながら部下とのコミュニケーションを大事にしていたそうです。

中国の工場がありえないような言い訳で納期遅れをしても、業者がひどい品質で商品を送ってきても感情にまかせて怒りを爆発させるというのはだめだよ、と山本さんは言っているのです。私も全くその通りだと思います。自分の感情を制御できないといつか致命的な事が起こります。

中国の店や工場と取引するときの大事なコツがあります。それは、

「中国では計画通りに事が進まないのが当たり前。計画通りにいったらラッキー。」

そもそもこういう心構えでいれば怒りも少なくなり抑えることができるはずです。

日本では何かするときに最初にちゃんと計画します。そしてだいたいは計画通りに事が進みます。

でも中国ではそうは行きません。思いもしなかったトラブルが発生して当初の計画通りに事が進むということはまずありません。

1週間でできると言っていたのに、やっぱり2週間かかると急に工場が言い出す、運送中のトラックが交通事故で発注していた商品の納期が遅れる、商品代金を払ったのにお店が消える、社員がお金をピンハネする、などなど中国でのトラブルはきりがありません。

私の知り合いの中国貿易経験が長い台湾人はいつも中国の不平不満や悪口を言っていました。きっと中国でいろいろなトラブルにあったのでしょう。

でもだからと言って相手を口悪く罵ったり、外部環境のせいにしたところで、何も問題は解決しないのです。問題が解決しないどころか逆恨みされてもっと悪化する可能性もあります。

 

 

自分の責任と考える=主導権を握る

外部環境のせいにする=主導権を手放す、

ことになります。

反対に

内部環境のせい(自分の責任と考える)=主導権を握る、

ことになります。

発注した商品がぜんぜん進まない、それはしっかり作業指示やフォローしていなかった自分の責任なのです。

商品の納期が遅れてエンドユーザーに迷惑をかけた、それはあらかじめ納期遅れを想定してバッファーをとっていない自分の責任なのです。

社員がお金をちょろまかした、それはちょろまかせるような経理の仕組みにしていた自分の責任なのです。

常にこう考えることで次回からは改良が可能になります。もしコントロールを手放してしまったら、なすすべがありません。

最初、中国へ来たばかりの頃私はいつもイライラしていました。最初、中国人スタッフが10人くらいいましたが全員と喧嘩し、結局全員が離れてしまいました。今思えば私の至らなさ、申し訳ないことをしたと思っています。

その後、いろいろなトラブルを経験しある意味、悟りを開いた(笑)とも言えるかもしれません。

「中国では計画通りに事が進まないのが当たり前。計画通りにいったらラッキー。」

このように考えるようになってからは何より自分の心が楽になりました。そして自然と周囲との人間関係も良くなってきました。

これは実は中国ビジネスについてだけではありません。

日本での人間関係、旦那や妻、子供、上司、部下、友達にも応用できます。

「人は思い通りにならなくて当たり前。もしできたらラッキー。」

「他人は思い通りに動かなくて通常設定。やってくれたらラッキー。」

常にこう考えるように習慣化すると、いろいろ劇的な効果があります。ぜひおすすめします。

自分のせいなんだから、相手に怒りをぶつけるのは違うと思えるはずです。

 

 

何があっても人に怒りやイライラ感を出さない、孔雀明王の修行

とにかく感情にまかせて怒りをぶつけると必ず損するだけです。得は一つもありません。

怒りを相手にぶつければすっぎりするかもしれません、次はその100倍の災いが返ってきます。結局大損なのです。

仕事でくたくたに疲れて家に帰ったのに、嫁(または旦那)が夕食の用意すらしてくれていない、という場合でももし「なんで用意してないんだ」と怒りを相手にぶつければ喧嘩になってもっと疲れるだけです。最悪はそのうち離別ということにもなりかねません。

社員や業者が言ったとおりに作業をしなかった、このときも「バカやロー」と怒りをぶつけたい気持ちはわかります。でもトラブルになって疲れるだけです。最悪は逆恨みされてひどい目にあうかもしれません。

大昔にブッダは死ぬほどの苦行をしました。そして最後に「むだである」と言って苦行をやめました。どういうことかというとブッダは怒りや煩悩などを無くそうと苦行をしましたが、どんなに死にそうな苦行をしても人間は怒りや煩悩がなくならないということを証明してくれたのです。

そうです。怒りや煩悩は無くならなくていいのです。怒りが心にわいてくるのは仕方がないことなのです。しかしその怒りを何もないかのように仏の顔で絶対に人に出さない、ということは訓練すればできるのです。

前は頻発していた夫婦喧嘩も何があっても絶対に人に出さない、という覚悟をしてから今ではほとんどなくなりました。

 

次の一手を備えておく

そしてちゃんと心構えができたら、実際の対策としてあらかじめいろいろなトラブルが起こることを想定して次の一手を用意しておくことが重要になります。

 

中国でビジネスや生活をするコツ

 

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