生きること=「手放すこと」

私達が生きる意味とは何なのでしょうか。誰でも一度は考える事だと思います。多くの偉い人達は2500年以上前からずっとそういう事を考えてきています。それである程度結論が出ています。それは、

生きること=「手放すこと」です。

「手放す」というのは世界を正しく見て、妄想や執着を手放すということです。そういう訓練をして魂を磨いていくことが生きる意味なのです。

 

私達の身体は時が来れば必ず失われる

世界を正しく見るというのはこの世界の現象を、妄想や執着にとらわれずに正しく認識することです。

私達人間の身体を構成している原子は食べた物の原子と毎日少しずつ入れ替わっています。約3年で私達の身体を構成していた原子は完全に別の物に入れ替わってしまいます。3年前の自分は実はもうどこにも存在しないのです。

それなのに私達の思考(脳)は自分はずっとここに存在していると思っています。これは妄想にとらわれて世界を正しく認識できていないということです。本当は自分は毎日新しい自分になっていると考えるべきです。これが正しい世界認識です。

そして寿命がくれば全ての人間の身体は枯れ木のように必ず失われます。

 

財産、地位、名誉、必ず無くなるものに執着しない

ビジネスで成功してお金持ちになりたい、高級外車に乗りたい、軽井沢に別荘を買いたい、などなど、多くの人は財産や地位を築いて、他人から認められたい、賞賛されたいと思っています。

でもそれらも身体と同じで、時が来れば必ず失われるものです。世界を正しく見て、そういうものへの執着を手放すのです。

 

思考と自分を同一視するから苦しくなる

このように私達の脳から分泌される思考というのは欲張や妄想だらけで、全然世界を正しく見ていないのです。

脳が悪いわけではありません。脳は素晴らしい器官です。心臓、肝臓、膵臓、肺、脳、身体の各器官がホルモンを分泌したりいろいろ機能してくれるから人間は生きていられます。思考は脳からの大事な分泌物、危険を察知して守ってくれる探知レーダーや方向を示してくれるカーナビのようなものです。

しかし思考はただの分泌物であり、私自身では決してありません。思考と自分を同一視してしまうことは正しく世界を見ていないということになります。思考と自分は同一ではない、これが正しい世界の見方です。

思考と自分を同一視してしまって、間違った世界の見方をしているとそれは本当の世界とつじつまがあっていないので、そこから苦しみが生まれてきます。

例えば妻や夫、彼氏彼女、友人と喧嘩をして相手をこのバカ野郎と思っても、それはただ脳から分泌された思考です。このような思考を自分自身と同一視してしまうと怒りや怨みにとらわれて自分がどんどん苦しくなっていきます。

怒りはただの脳からの分泌物です。自分と同一視せずに客観的にそれを観察すればいいのです。そうすればそこから苦しみは生じません

 

自分(自我)に執着しない

ここまでくるとかなりこの世界を正しく認識できるようになってきたと思います。最後の仕上げは自分(自我)への執着を手放すことです。これは一切の苦しみから解放される究極の生きるコツです。

なぜならこの世の全ての争いや悩みや苦しみは自我に執着することが原因だからです。原因の元を絶てばいいのです。

 

そもそも自分(自我)なんて存在しない

自分、自我というのは台風の目によく似ています。気象図を見ると台風の中心にはしっかりと台風の目があるのが見えます。黒々とした目がはっきりあるように見えます。

しかし本当は台風の中心には何も存在しないことは皆知っています。台風は流れる風の渦で、その中心が目のように見えているだけです。風が止まれば台風の目はもうどこにも見当たりません。

自分(自我)というのもこの台風の目にとても良く似ています。生命の風が流れている時にはその中心に自我というのがはっきり見えます。自分はここにはっきりあると感じられます。

しかし、生命の流れが止まってしまうとそこにはもう何も無くなってしまいます。台風の目と同じで自我というものも本当は存在しないからです。命の流れによってそこに自分があるように感じられているだけなのです。

 

人間に一番大事なのは「慈しみ」

いよいよ最終地点に到達です。自分(自我)がないということは他人もありません。この世の生物は全て実は繋がっていて同じものなのです。これが正しい智慧による正しい世界の見方です。

この世の全ての生物は繋がっていて同じものであるなら、それらを自分と同じく尊重し大事にするというのはごく当たり前のことです。他人を自分と同じく尊重し大事にすることを「慈しみ」と言います。

自分さえよければ他人はどうなってもいいと、脳の妄想にとらわれてしまって「慈しみ」の心がない人は本当の愚か者です。

本当に賢くて正しく世界を見ることができるようになった人は、自然にこの「慈しみ」の心を持つようになるのです。

傳田塾

 

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