タオバオが主流の時代における広州卸市場の価値

先日、中国貿易の大先輩とお話をさせていただいていてタオバオと広州卸市場の違いにあらためて気づかさせていただきました。

それは新しい人気商品を探すときにタオバオではあくまで自分でキーワードを入力して検索しないと商品が出てこないということです。基本的にタオバオでは今自分がアンテナを張っている商品だけを見ることができます。自分が全く知らない商品はキーワードの入力しようがありませんから、知らない商品をタオバオで発見することは難しいです。

一方、広州の卸市場では今人気のある商品がこちらの認識とは関係なく並べられてます。広州の卸市場を歩き回ってみるとまったく自分がアンテナを張っていなかった思いもかけないような商品が目に飛び込んできます。これはタオバオではできないことです。また卸市場の店員さんは自分のお店の商品のプロですから、人気商品の最新情報をよく知っています。この前も店員さんに今、何が人気か聞いてみると昨日楽天ランキングで見たのと同じ商品をおすすめしてきてくれたので、さすが店員さんは詳しいと感心しました。

今、仕入れはほとんどタオバオが主流の時代ではありますが、たまには情報収集のために広州の卸市場を見てみるのもとてもよいと思います。思いがけない発見があるかもしれません。

こちらのブログもご覧ください。

見直されつつある広州卸市場の存在、中国タオバオ仕入れでは買えない商品の仕入れ